鈴鹿山脈の最高峰、御池岳(おいけだけ)の山頂部にある多くの池のうちの1つ、お花池。
鈴鹿山脈最高峰の御池岳山頂部にあるカルスト台地「テーブルランド」。その中に点在する池のうちの1つです。
2015年の5月下旬、テーブルランドを訪れた私が、
元池の次に訪れたのが、このお花池です。
このお花池、登山道からはかなり外れたところにありますので、なかなかたどり着けずに迷ってしまいました。
どこにあるか、地図上で位置を調べてはいたのですが、なかなか自分の現在位置をつかめずに、およそ30分ほど。
最初は谷を下って行ってしまったのですが、気を取り直して元の場所に戻り、尾根をひとつ越えると、たどりつくことができました。
御池岳テーブルランドを探索する際は、地図はもちろんのこと、地図読みができるスキルと、現在位置を確認できるGPSが必須です。
お花池の近くの谷は歩きやすいので、ついつい谷を歩いてしまいますが、早い段階で対岸に渡っておく必要があります。
私にとって3回目の御池岳登山となった2022年4月末に再訪した際も、同様に谷を下りかけて、途中でGPSから位置がずれていることを確認して、進む方向を訂正し、
無事に7年ぶりにお花池にたどり着くことができました。
森の中にある静かなお花池。「お花池」という名前は、この御池岳に伝わる「お花と幸助」という昔話に由来するもの。
お花池とともに伝説に登場する
「幸助の池」は、台地の反対側、南のほうにあるのですが、2015年の初回訪問時には、
そちらにはたどり着くことはできませんでした。
幸助の池は、2回目の御池岳登山となった2018年10月末の登山で、無事に到達できました。
お花池に比べれば幸助の池のほうが登山道に近い位置にあって到達が簡単科と思いますが、2015年のときはかなり疲労しており
台地の南側を深く探索する余裕がありませんでした。
余談ですが、この「お花池」で、湖沼めぐり通算200本目の記事になりました。なんだかんだで長続きするものです。。。
日本庭園の池を見つけた後で、
再び日本庭園に登り、西端にあるお花池を目指します。
お花池は2015年に訪れていますので、ある程度場所を覚えています。奥の斜面の向こう側にあるはず。
この谷は歩きやすいのでついつい進みすぎてしまいましたが、
実際は早めに対岸に渡っておく必要があります。
少し外してしまいましたが、無事にお花池に到達しました。
他のドリーネほど明瞭ではないですが、すり鉢状の地形になっています。
テーブルランドのほかの池と同様、この池の中にも多くの卵がありました。
カエル等の両生類の卵かと思います。
オタマジャクシに混じって丸い物体が。
これも卵?カエルの卵とはちょっと違うようですが。
4月末、御池岳テーブルランドの木々は芽吹きが始まっています。
このページの下にある5月末の写真と比べると、緑の量の差が歴然ですね。
7年前の5月末は、この手前の木々も緑の葉がついていたのですが
枯れてしまったのかな。