鹿児島県の西、東シナ海上に浮かぶ甑島列島。
上甑島、中甑島、下甑島の3つの島が並んでいます。
この3つの島が有人島であり、そのほかに多数の無人島が周辺に点在しています。
一番北側に位置する上甑島の北部には、甑四湖と呼ばれる、
須口池、鍬崎池、
貝池、
なまこ池の4つの海跡湖が並んでいます。
鍬崎池(くわざきいけ)は、
須口池と
貝池の間に位置している池です。
鍬崎池、
貝池、
なまこ池の3つの池と、それらを形成する砂州は、県道352号線沿いの展望地から一望でき、
この砂州を「長目の浜」と呼んでいます。
長目の浜によって形成される3つの池は、それぞれ他の池と似た姿でありながら、異なる水質、生物相をもっているのが特徴とのこと。
この鍬崎池は、海に近い海跡湖であるにも関わらず、淡水に近い塩分濃度をもつ池であり、その水質のためか、
池の中には大きな鰻が生息しているとのことです。
訪問記1:2022/01/01
上甑島北部にある甑四湖の位置図。
鍬崎池、
貝池、
なまこ池を形成する砂州を長目の浜と呼んでいます。
長目の浜展望所からは鍬崎池が良く見えます。
(「国土地理院 地理院地図」より 一部文字と線を記入
https://maps.gsi.go.jp)
県道352号線沿いの展望所、ここは長目の浜展望所とは別の展望所ですが、
ここからも鍬崎池が良く見えます。
今見えている奥の方の池は、
貝池と
なまこ池。
鍬崎池は、この左側にあります。
貝池となまこ池にズームイン。
長目の浜が見事ですが、この下の長目の浜展望所からは、さらに迫力があります。
こちらが長目の浜展望所。ここからの風景は非常に素晴らしいです。
こちらが鍬崎池。右奥が貝池となまこ池です。
いずれも、長目の浜の砂州によって海と切り離されています。
長目の浜を隔てて、波立つ海と静かな海跡湖が、明確に切り分けられています。
奥の方に県道352号線が伸びています。貝池・なまこ池方面に行くには、あの道を進んでいきます。
鍬崎池の西側にある新しい橋。道路はかなり改良されているようです。
項目名 |
|
所在地 |
鹿児島県薩摩川内市 |
湖の成因 |
海跡湖 |
周囲総長 |
- |
面積 |
約0.16[km^2] |
最大水深 |
約5.9[m] |
貯水量 |
- |
標高 |
約0[m] |
河川 |
- |