福島県にある五色沼と言えば、裏磐梯の
桧原湖の近くにある
裏磐梯五色沼が有名です。
ですが、その裏磐梯の北東にある吾妻の山の中にも、五色沼が存在します。それが、この一切経山五色沼です。
一切経山の山頂から北側を見ると、五色沼が目に飛び込んできます。
『魔女の瞳』とも呼ばれる五色沼の水面は、場所によって微妙に濃淡の異なる美しい青色。
この色は、光の当たり具合によって五色に変化すると言われてます。それが、五色沼と呼ばれる所以です。
一切経山は登山の対象としては比較的登りやすく(もちろん登山の装備は必要ですが)、磐梯吾妻スカイラインの浄土平駐車場から、
片道1時間半程度で登ることができます。酢ヶ平から一切経山へ登る登山道の途中では、
鎌沼を望むこともできます。
一切経山の山頂は、360度の眺望が広がります。北側にはこの五色沼。南東側には吾妻小富士、南西には磐梯山を望むこともできます。
天気が良ければ、素晴らしい景色が出迎えてくれるでしょう。一見の価値ありです。
逆に天気が悪い場合は、見通しが広い場所ゆえガスが掛かってしまうと危険です。
特に雨が降れば大変なことになりますので、天候には注意して行動してください。
訪問記2:2020/08/26
浄土平から見る一切経山。
形状こそなだらかですが、山肌は荒れており、いつ見ても荒々しい山容です。
一切経山の西側にある酸ヶ平。ここには避難小屋もあります。(写真右奥の建物がそれです)
一切経山に行くにはここで右折です。
正面やや左の山は前大巓。
一切経山への道を上る途中で振り返ると、素晴らしい景色を見ることができます。
左奥に東吾妻山、中央手前の湿原が酸ヶ平、そして右奥には
鎌沼。
この風景が私のお気に入りです。
一切経山の頂上が見えてきました。
非常に見通しが良いですが、ガスが掛かると方向を見失いやすくなります。
お目当てのものは、この山頂の北側にあります。
北側斜面に向かっていくと、何やら多くの人が・・・
一切経山北側の五色沼。
火口跡に鮮やかな青色の水を湛える火口湖です。
深く鮮やかな五色沼の青。
岸辺の水深が浅い部分はまた色が違います。
東側の岸辺。
こちらの水深も浅いようで、また色が違います。
改めて、一切経山の山頂から見る五色沼。
美しい火口湖です。
北側を望む。
低い部分には雲が多く、あまり下界の見通しは良くありませんでした。
五色沼から西に続いていく吾妻連峰を俯瞰。
右正面が家形山で、左手に烏帽子山、東大巓と続いていきます。
東側は雲海になっていました。この雲の下に福島市街地が広がっています。
右下は吾妻小富士。
訪問記1:2020/08/26
項目名 |
|
所在地 |
福島県福島市 |
湖の成因 |
火口湖 |
周囲総長 |
約1km |
面積 |
- |
最大水深 |
- |
貯水量 |
- |
標高 |
約1760[m] |
河川 |
なし |