磐梯山の北側に位置する裏磐梯高原には、大小さまざまな湖が存在しています。これは、1888年の磐梯山噴火に伴い、流れた土砂によって数多くの堰止湖が出来たためです。
なかでも、
桧原湖の南にある数十の湖沼群は「五色沼」と呼ばれています。五色沼と呼ばれる湖は各地にありますが、この裏磐梯五色沼はその中で最も有名かも知れません。
歩いて1時間程度の自然探勝路が整備されており、その周囲にいくつもの沼が存在します。東側から順に、毘沙門沼・赤沼・深泥沼・竜沼・弁天沼・瑠璃沼・青沼・柳沼という沼を巡ることができます。
毘沙門沼と瑠璃沼は磐梯山を、弁天沼は中吾妻山を背後に臨むことができます。この他にも色鮮やかなそれぞれの沼は、ひとつひとつ表情が異なっています。それが、見る者の目を楽しませてくれます。
【毘沙門沼】
毘沙門沼は東側の入口となる沼ですが、さっそく磐梯山の景観が楽しませてくれます。ここまでなら駐車場からすぐです。
【柳沼】
西側の入口となる柳沼。その名の通りヤナギの木があります。
【青沼】
圧倒的に青い水をもつ青沼。五色沼のハイライトの1つです。
中に入ったら漂白されてしまいそう。
【瑠璃沼】
こちらも青い水をもつ瑠璃沼。磐梯山が美しい。
【青沼】
神秘的な色です。かなりの酸性と思われます。