伊豆諸島に属する島の1つ、神津島。
大島や八丈島といった島に比べればそこまで大きくはないですが、天上山という巨大な火山を有しており、
地下水や湧水が豊富に得られる、火山と水の島となっています。
そんな天上山頂上部にはいくつもの池(
不動池、ババア池、
黒島池、
千代池)があり、その中の1つが、こちらのババア池です。
天上山頂上部の北部の草原のなかに位置しており、山頂と外輪山に挟まれた窪地のようなところに位置しています。
この地形から、水が溜まりやすい場所であることも納得です。
とはいっても、決して水源が豊富にあるわけではないため、時期によっては枯れてしまうこともあるそうです。
この池、ババア池というのはなんとも穏やかではない名前ですが、ちゃんとした由来があります。
昔、お正月を迎える準備のため、島のおばあさん達が、この池に榊の葉を取りに来たそうです。
おばあさんが良く集まる池、ということでババア池という名が付いたそうです。
このババア池は天上山の頂上近くにあるので、集落からここまで榊を取りに来るのは、けっこう大変ですよね。
ババア池は、天上山頂上部、山頂の北側の窪地に位置しています。
外輪山と頂上部の間にあるので、窪地のような地形が出来上がっているわけですね。
地図の出典:地理院地図
いきなりですが、ここはババア池ではありません。
ババア池の東およそ270mのところにある小さな池です。
この池は枯れないようで、小魚がいっぱい泳いでいました。
おまけに大きな錦鯉までいました。これくらいの大きさの池でも生きていけるのかな。
そして、こちらがババア池です。
草原の中に水を湛えています。
奥に見えるのは標高約540mの外輪山のピークです。
ババア池の畔。なぜか「ア」の文字が消えているのは、なぜ?
時期によっては枯れてしまう事もあるそうですが、
今回はしっかりと水を湛えてくれていました。
榊をここまで取りに来たとのこと。榊の木、見当たらないですが、この近くにあるのかな?