岐阜県と三重県の県境にある養老山地。最高地点が笙ヶ岳の標高908 mという、
名だたる日本の大山脈と比べると決して標高が高いとはいえない山地ですが、
その地形はなかなか変化に富んでおり、山中には数多くのピークがあって、そしていくつかの池が点在しています。
榑沢池、
桜番所の池(仮称)、
そしてここで紹介する田代池と、3つの池が養老山地南部に点在しているのです。
田代池は、3つの池の中間にある池です。畔に田代池神社が鎮座ましましており
周囲は高めの針葉樹に囲まれていて、なかなか幽玄の雰囲気を醸し出している池です。
池の水は他の2つの池に比べると濁っていましたが、常にこれだけ濁っているものなのでしょうか。
それはちょっとわからないですが、森の深さと、この水の色も含めて、どこか薄暗く、荘厳な雰囲気の漂う池でした。
養老山地の頂上部分の稜線。ここは道がいくつもあってわかりにくいので、よく注意して進む必要があります。
陽が陰ってしまったこともあるのかもですが、
周囲の針葉樹の背が高いうえに、池の水も濁っていて、どこか薄暗い雰囲気です。
池の北東側は水位が少なく、やや泥沼の様相を呈しています。
かなり水が濁っていますが、もともとこういう水の色なのか、たまたまなのかはなんとも言えないところです。
雲の合間から日が差してきました。
陽が出てくると、青空が目立つようになることもあり、
がらりと表情が変わります。