岐阜県と三重県の県境にある養老山地。最高地点が笙ヶ岳の標高908 mという、
名だたる日本の大山脈と比べると決して標高が高いとはいえない山地ですが、
その地形はなかなか変化に富んでおり、山中には数多くのピークがあって、そしていくつかの池が点在しています。
桜番所の池(仮称)、
田代池、
そして榑沢池と、3つの池が養老山地南部に点在しているのです。
榑沢池と書いて「くれがさわいけ」と読みます。榑沢池は、養老山地南部の3池の中でも、おそらく最も大きいと思われる池です。
ほかの2池に比べて池が広大で、池の周囲には開放的な空間が広がっています。
畔には榑沢池神社も鎮座しており、古くから信仰の地になっていたことが偲ばれます。
訪問時は晩秋でしたのでやや水量が少ない印象でしたが、雨の多い時期ともなると、広大な池に水を湛えるようになるのでしょうか。
その風景も、見てみたい気がします。
養老山地の稜線に広がる大きな池は、私の中に思わぬ大きなインパクトを残しました。
榑沢池に到着。第一印象で、ぐっと来ました。
これまでの
桜番所の池(仮称)と
田代池の2池も良かったですが、
こちらも非常に良い池です。
針葉樹と広葉樹の組み合わせ。奥の紅葉が良い雰囲気を演出してくれました。
ほぼ終わりかけですが、まだ紅葉が残っていてくれて、良かったです。
時期によっては、もう少し水量が増えることもあるでしょうか。