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鬼怒沼

KINU SWAMP

鬼怒川源域の山奥に広がる美しき高層湿原

Lake Travelogue : #384
Update : 2023/07/05
鬼怒沼
5STAR-LAKE
概要
暴れ川として知られる河川、鬼怒川。
その鬼怒沼の源流域は栃木県日光市の山奥、かつては栗山村だった場所で 群馬県片品村との県境になります。 そんな鬼怒川の源流域に、広大な高層湿原、鬼怒沼が広がっています。 日光の山奥のさらに奥、そこに広がる湿原は、非常に美しい風景で迎えてくれました。

鬼怒沼の標高はおよそ2020m。非常に高い場所にある高層湿原です。 湿原の中にはいくつもの池塘があり、その池塘にもそれぞれ名前が付いています。 北側にある最も大きい池塘は金沼。中ほどのところにある大きい沼は銀沼。 南側の入り口にある大きい沼は鶴沼と呼ばれています。
鶴沼は、鬼怒沼に来て初めて見る大きい沼なので、この鬼怒沼の印象を強く印象付ける素晴らしい沼ですし 最大の金沼は池塘としてはかなりの大きさで、なかなか印象深い沼です。 これだけ大きい池塘はなかなか珍しいと思います。他にこれだけの池塘を見た場所といえば、 尾瀬ヶ原や月山弥陀ヶ原、平ヶ岳の姫ノ池くらいでしょうか。

鬼怒沼の北側には、西に物見山、東に鬼怒沼山がそびえています。 北端からは尾瀬の燧ケ岳を望むこともできます。

訪問記
訪問記2:2023/07/02
鬼怒沼
奥鬼怒スーパー林道の女夫渕橋。この先は一般車通行止めであり、奥鬼怒温泉郷の旅館の送迎以外は、徒歩でのアプローチが必要です。
鬼怒沼
鬼怒川沿いの遊歩道を進んでいきます。
鬼怒沼
奥鬼怒温泉郷の最奥にある、日光澤温泉に到着です。
ここまでが遊歩道であり、ここから先は登山道です。
鬼怒沼
急登をガシガシと登っていきます。
鬼怒沼
急登を登り切って、道が平坦になります。
そして、奥のほうに、見えてきました。
鬼怒沼
スタートの女夫渕から約10km歩いて、ついにゴールの鬼怒沼に到着です。
鬼怒沼
鬼怒沼に到着。どどど~んと視界が開けます。
4年前は厚い雲の下でしたが、今回は見事な晴天の下。
鬼怒沼
きらめく池塘。入口にあるこの池塘は鶴沼という名だそうです。
鬼怒沼
鶴沼の水面に山を映して。
正面奥の山は名のついていない2141m峰。その右奥が鬼怒沼山です。
鬼怒沼
ツマトリソウ。
鬼怒沼
霧の湿原もいいですが、やはり青空の湿原は素晴らしいですね。
鬼怒沼
池塘とモウセンゴケ。
鬼怒沼
奥の池塘(イモリ沼)から手前に向かって水の流れが小川を形成しています。おもしろい。
鬼怒沼
2141m峰と鬼怒沼山が並ぶ風景。
鬼怒沼
タテヤマリンドウがたくさん咲いていました。
鬼怒沼
歩いてきた道を振り返ると左奥に根名草山、そして中央やや右奥には日光白根山が見えます。
鬼怒沼
2141m峰と鬼怒沼山。
左の2141m峰のほうがよく目立つのですが、右奥のピークに鬼怒沼山の名称が与えられたのはなぜなのでしょう。
鬼怒沼
2輪のツマトリソウ。
鬼怒沼
木道沿いのワタスゲが絵になります。
鬼怒沼
コバイケイソウ。
鬼怒沼
そして、とても大きな池塘が現れました。
鬼怒沼のなかでも最大の池塘、金沼です。
鬼怒沼
金沼の奥に根名草山を望む。
本当に大きな池塘です。
鬼怒沼
金沼の奥に根名草山と日光白根山
鬼怒沼
そして2141m峰と鬼怒沼山。
鬼怒沼
金沼の中になにやらエビ?のような生き物が。
ホウネンエビに似てる気もしますが、なんでしょうか。
鬼怒沼
サンショウウオ(イモリ?)もいました。
鬼怒沼
おっと、沼の底に潜っていってしまいました。
鬼怒沼
金沼越しの根名草山と日光白根山の山容が印象的。
鬼怒沼
3輪のタテヤマリンドウ。
鬼怒沼
金沼の奥にある池塘へ。
今日は鬼怒沼山まで行くつもりはないですが、湿原北端の巡視小屋までは行こうと思います。
鬼怒沼
鬼怒沼山と反対側、西側には物見山があります。
鬼怒沼
鬼怒沼の湿原北端にある巡視小屋に到着。ここで引き返します。
鬼怒沼
金沼まで戻ってきました。
鬼怒沼
静寂の金沼のほとり。あの荒々しい鬼怒川の源流は、天上の楽園のごとき湿原というのが、実に対照的です。
鬼怒沼
では、金沼を後にします。
鬼怒沼
金沼の東となりにある銀沼。
ここからが2141m峰と鬼怒沼山がきれいに見えますね。
鬼怒沼
銀沼のほとり。
鬼怒沼
すべてが撮影スポットなので、なかなか進みません。
鬼怒沼
ここの池塘もいいですね。浮島が。
鬼怒沼
浮島と雲。
鬼怒沼
入口にある鶴沼まで戻ってきました。
鬼怒沼
では、名残惜しいですが、そろそろ鬼怒沼を後にして下山します。来た道約10kmを戻らないといけません。
鬼怒沼
晴天に恵まれた鬼怒沼は、素晴らしかったです。
訪問記1:2019/08/18
鬼怒沼
奥鬼怒温泉経から延々と山道を歩いて、どうにか鬼怒沼に到着です。 山の奥の奥に広がる高層湿原です。
鬼怒沼
正面の山は2141mのピークで、右奥が鬼怒沼山ですね。
鬼怒沼
タテヤマリンドウかな。
鬼怒沼
イワショウブ
鬼怒沼
キンコウカ
さすがに花はほとんど終わっていて、良く見られたのはこの3種類でした。
鬼怒沼
鬼怒沼の池塘は非常に大きいです。ここまで大きい池塘を見たことはほとんどないなと思いました。尾瀬と月山くらいかな?
鬼怒沼
池塘に山を映す。
鬼怒沼
鬼怒沼で1番大きな池塘。鬼怒沼の池塘のなかで大きいものは、それぞれ名前が付いています。この池塘は金沼と呼ばれています。
鬼怒沼
鬼怒沼の北端までやってきました。
鬼怒沼
池塘には多くの水生昆虫がいました。分かりにくいですが、この写真にも写っています。
鬼怒沼
鬼怒沼山はガスに隠れてしまいました。
鬼怒沼
晴れていれば煌めく池塘が見れるでしょう。これは再訪したいかな。
鬼怒沼
さらにガスが濃くなってきました。
鬼怒沼
南端まで戻ってきました。
鬼怒沼
点在する浮島。
鬼怒沼
水鏡
鬼怒沼
では、下山します。
地図とデータ
項目名
所在地 栃木県日光市
湖の成因 湿原池塘
周囲総長 -
面積 -
最大水深 -
貯水量 -
標高 約2020[m]
河川
写真アルバム