岐阜県本巣市の外山地区。
その中を通る岐阜県道79線沿いに、湯ノ古公園という小さな公園があります。
その湯ノ古公園の中にある小さな池が、今回紹介するハリヨの池です。
ハリヨとは、湧水に生息する小さな魚のこと。漢字で書くと「針魚」です。
ハリヨが住んでいる池だからハリヨの池・・・というそのままなネーミングです。しかし、実はハリヨという魚は極めて貴重であり、
ハリヨが住んでいるというだけで、1つの大きな特色になりえます。
それゆえに、この池はハリヨの池と呼ばれているのでしょう。
ハリヨは、滋賀県と岐阜県の一部地域にしか生息していない、非常に珍しい魚です。
湧水のような、水が綺麗なところでしか生きていけない魚であるため、生息域はかなり限られ、現在では
滋賀県東部と岐阜県西濃地区、岐阜県の平野部の湧水のみが生息地だそうです。
この湯ノ古ハリヨの池のほかに、海津市の津屋地区にある
清水池も、ハリヨの生息地です。
どちらも、水質が良好な湧水であることが、ハリヨが住める環境の要因だと思います。
この公園の名前「湯ノ古」というのは、温泉があるわけではありません、この付近には湧水が多く、水温が安定している湧水が、
外気との気温差によって霧を生じさせます、その霧が湯けむりのように見えるので、「湯ノ古」という地名が付いたのだそうです。
では、なぜこの地区には湧水が多いのか?
それは、この周辺が断層が多いことに由来するそうです。ちょうど近くには根尾谷断層という大きな断層があります。
西隣の金原(きんばら)地区には、
蛇池(じゃいけ)という断層由来の湧水池もあります。
その湯ノ古公園の中にある池が、ハリヨの池です。
綺麗な水の中を、多くの魚が泳いでいます。
中央には東屋が整備されています。
この東屋に面白い装置があります。
それがこちら。
池の中が見えるようになっているのですね。
残念ながら、ガラスに藻が付着してしまっているため、うまく中を見ることはできませんでしたが、
これはなかなか凝った仕掛けですね。
池には大きなシマドジョウも生息していました。中央の模様のある魚がそれですね。
他の魚と違い目立ちますし、底にいるので、よくわかります。
思わずシマドジョウに目が向いてしまいますが、周囲をよく見ると
ちゃんと池の名称になっているハリヨもいました。
滋賀県と岐阜県の限られた場所にしか生息していない、とても貴重な魚です。
東屋のガラスが綺麗だったらもっとよかったですが
メンテナンスが大変でしょうし、まあこれは仕方ないですね。
| 項目名 |
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| 所在地 |
岐阜県本巣市 |
| 湖の成因 |
断層湖(湧水池) |
| 周囲総長 |
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| 面積 |
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| 最大水深 |
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| 貯水量 |
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| 標高 |
約114[m] |
| 河川 |
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