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ホーム 東海北陸の湖沼 猪ヶ池

猪ヶ池

INOGAIKE POND

海に囲まれた半島の中にある不思議な池

Lake Travelogue : #416
Update : 2020/11/29
猪ヶ池
概要
2か所の原子力発電所と、さらに高速増殖炉が立地し、原子力関連施設が3つも存在する敦賀半島。
そんな敦賀半島の北端部に、細長い小さな半島、浦底半島があります。
半島から延びる半島というロケーションの浦底半島。その付け根にあるのが、猪ヶ池です。

周囲を海に囲まれており、特に東側は、地図で見る限り海との距離が20mも離れていなさそうなロケーション。 だいたいこういう場所にある湖は、もともとは海だったものが、砂州の形成で海から切り離されたという海跡湖が多いです。 そのような海跡湖の場合、水質は海水や汽水になります。
ですが、この猪ヶ池の水は淡水なのだそうです。
そうなると、成因も海跡湖ではないのでしょうか。そのあたりは、調べても特に情報がなく、現時点では不明です。

似たような池としては、沼津戸田の大瀬崎にある大瀬明神の神池があります。 あの池も、海に囲まれた場所にある淡水池でした。 神池も、この猪ヶ池も、どちらも禁忌の池とされているところまで、共通しています。 どこか人知を超えた池として、古くから畏怖の対象となっているのでしょうか。

そういう背景があっても、神池は観光客でにぎわっていましたが、 こちらの猪ヶ池は、人気のほとんどない池です。
池のほとりを県道141号線が走り、周囲には遊歩道も整備されていたようですが、 ほとんど人が訪れないためか、階段が崩落したりしています。
このようなロケーションの池は非常に貴重で面白いと思うのですが、猪ヶ池のすぐ西には日本原電の敦賀原子力発電所があるので あまり観光という雰囲気ではない立地になっています。 さらに、近くには立石の港がありますが、立石へは浦底半島の付け根を貫く立石トンネルでショートカットできます。 そのため、猪ヶ池側にはほとんど車が来ないと思われ、結果として猪ヶ池は人の気配がない、静かな場所になっているのだと思われます。

訪問記
訪問記1:2020/11/22
猪ヶ池
猪ヶ池付近の県道141号線。
右側の木々の向こうに猪ヶ池がありますが、道からはほとんど伺い知ることができません。
左には森がありますが、その向こうは敦賀原発であり、立ち入り禁止・ドローン禁止の看板が多くあり 物々しい感じです。
猪ヶ池
日本原電による猪ヶ池野鳥園の看板。かつてはこのように整備がなされていたようです。
現在はこの野鳥園の看板がある駐車場も車では入れないようになっており、観光地としての役割はほぼ無くなっているようです。
猪ヶ池
看板のそばには、綺麗に整備されていたと思われる池への階段が。
しかし、ご覧のとおり崩壊していて、通れなくなっていました。
猪ヶ池
道路沿いに、猪ヶ池を眺められる場所が一か所あります。
事実上、ここが猪ヶ池全景を眺められる2か所のうちの1つと思われます。
もう一か所というのはこの周囲ではなく、敦賀半島の蠑螺が岳(さざえがたけ)山頂です。蠑螺が岳山頂からは 猪ヶ池の全景が眺められるそうです。
猪ヶ池
人がほとんど訪れないためか、非常に多くの水鳥が水面を占めていました。
猪ヶ池
池の中にある四角い物体。
あれが、さきほどの案内看板にあった人工浮島でしょうか。
猪ヶ池
猪ヶ池は、多くの水鳥の憩いの池となっているようです。
猪ヶ池
池に降りる道は崩壊してしまったと思っていたら、さきほどの崩壊した階段の東側に もう一か所石造りの階段を見つけました。
これは、降りてもいいやつか?
熊出没注意の看板があるけど・・・
猪ヶ池
下りてみたら、一応遊歩道がありましたが、そこそこ倒木が多くて、あまり人が立ち入っていない感じです。
さきほどの崩落した階段も、ここに通じているのでしょう。
猪ヶ池
野鳥観察棟もありましたが、全面的に木々が茂っていて池が見渡せる場所はありませんでした。
鳥たちのためには、このほうが良いのかもしれません。
猪ヶ池
木々の隙間から望む、近くて遠い猪ヶ池。
地図とデータ
項目名
所在地 福井県敦賀市
湖の成因 -
周囲総長 -
面積 -
最大水深 -
貯水量 -
標高 約4[m]
河川 -
写真アルバム