泥火山というのは、火山性の地形(または現象)のことで
泥が地下水や火山ガスとともに、地上にボコボコと吹き出すものをそう呼びます。
私もあまり聞いたことがなかったですが、日本国内にも何か所かの泥火山があるそうです。
で、ここで紹介するのは、岩手と秋田の県境にある、八幡平の西部にある泥火山です。
八幡平西部、
大沼の近くにあるビジターセンターから、歩いて数分のところに、泥火山が観察できる場所があります。
歩いて数分という距離感なので、八幡平ビジターセンターに来たら、立ち寄りたいポイントです。
美しい森の中に、ボコボコと音を上げて泥を吹き上げる小さな山が点在し、
温泉のような池が広がる風景は、なかなか貴重なものかと思います。
とはいえ、泥火山は火山活動にともなうものであるので、
泥火山の吹き上げる高温の泥が遊歩道まで飛んできたり、火山ガスで地面が陥没することなどもあるらしいです。
活動が活発になれば、立ち入りが規制される可能性もあると思います。
訪問記1:2021/10/8
大沼の近くにある八幡平ビジターセンター。
ここは大沼への入り口であると同時に、泥火山への入り口でもあります。
このビジターセンタの左奥に、泥火山への道があります。
泥火山への入り口で見つけた電信柱の「地熱4」の文字。
この付近にはいくつか地熱発電所があるので、そこへの通信線ということでしょうか。
泥火山への道を進むと、ほどなく小さな池が現れます。
そして直ぐに表れるこちら。これが、泥火山です。
泥の中から、泥と水蒸気とガスが噴出しています。
ある程度の大きさになると崩れてしまうようで、
綺麗な山の形が見られるかどうかは、運です。
火山のミニチュアといった感じで、面白いです。
ミニチュアでも火山は火山なので、要注意ですけどね。
こちらが、本題の「泥火山の池」です。
あちこちでボコボコと泥やガスが噴き出ている池です。
池そのものはかなり過酷な環境かと思いますが、周囲にしっかりと植物が生育しているのが、面白いですね。
天然の温泉ですね。人間用に調整されてはいないので、入ることはできないですが。
泥が噴き出す瞬間をとらえるのは、なかなか難しいです。
項目名 |
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所在地 |
秋田県鹿角市 |
湖の成因 |
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周囲総長 |
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面積 |
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最大水深 |
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貯水量 |
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標高 |
約960[m] |
河川 |
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