青森県の中央部に位置する名峰、八甲田山。
八甲田山は、いくつものピークをもつ複数の火山で構成されており、
そのピークの数は約18にも及びます。
主峰は北八甲田にある大岳(1584.5m)であり、その周囲には
小岳、井戸岳、赤倉岳などのピークが点在しています。
赤倉池(赤倉沼)は、赤倉岳のピークの北側にある池です。
赤倉岳火口の中に水を湛えているので、おそらく、火口湖に分類される池ということになるでしょう。
が、この赤倉池。登山道のすぐそばにあるのに、普通に登山道を歩いていると
絶妙に見えない位置にあります。
案内看板などもないので、ここに池があると知らないと、高い確率で素通りしてしまいます。
かくいう私も2011年に八甲田山を歩いた時は完全にスルーしてしまい、後日地形図を見て
赤倉池の存在を知りました・・・
かなり大きい池なのですが、本当に絶妙に見えない位置にあります(大事なことなので2回言いました)。
2021年、2回目の登山の際は、しっかりと赤倉池を見ることができました。
井戸岳から赤倉岳へ稜線を歩いていくと、ぽつんと赤倉岳の山頂標が建っている場所があります。
そこから少し井戸岳方面へ戻ったところに、北側に分岐する踏み跡があるので
その踏み跡を数歩歩くと、赤倉池が見えてきます。
綺麗な火口湖なので、案内板などがあっても良いと思うのですが
今は、知っている人だけが見ることができる、そういう池になっています。
訪問記1:2021/10/8
北八甲田の山々と沼の位置関係。
大岳の北側にある赤倉岳の、さらに北側の火口に、赤倉池があります。
(「国土地理院 地理院地図」より 一部文字と線を記入
https://maps.gsi.go.jp)
井戸岳の火口の縁から、南側をみた風景。
奥には大岳が見えています。はるか左奥の彼方には岩手山が。
赤倉岳の稜線からは、絶妙に見えない位置にある赤倉池。
北側に向かう踏み跡を見つけられれば、そこを数歩あるくと、この風景が見えてきます。
赤倉岳より北には、太平洋まで赤倉岳より高い山がありません。
そのため、太平洋と、その手前にある
小川原湖まで、よく見えます。
赤倉岳の山頂標。
ここから少しだけ井戸岳方面に、赤倉池が見える踏み跡があります。
青森市街地。三角形が特徴的なアスパムも見えています。
見事な眺めです。
10年前に見落としてしまったのが悔やまれますが、今回はしっかりと見ることができて、よかったです。
項目名 |
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所在地 |
青森県青森市 |
湖の成因 |
(火口湖?) |
周囲総長 |
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面積 |
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最大水深 |
- |
貯水量 |
- |
標高 |
約1500[m] |
河川 |
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