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藺牟田池

LAKE IMUTA

印象的な山々と湿原の風景が印象的な、火山の湖

Lake Travelogue : #479
Update : 2022/01/09
藺牟田池
概要
「藺牟田池」と書いて「いむたいけ」と読みます。
鹿児島県の薩摩川内市の東部、2004年まで祁答院町(けどういんまち)に属していた、 藺牟田の山地のなかにある、直径約1kmほどの円形に近い形をした湖です。
周辺をいくつもの山に囲まれた湖であり、湖畔のどこから見ても湖の向こうに山が見える、 山に囲まれた風景の湖です。 これらの藺牟田池を囲んでいる山々は、それぞれ 舟見岳(標高498.8m)、山王岳(491m)、片城山(508.8m)、遠見ヶ城(477m)、飯盛山(432m)です。 とくに飯盛山は特徴的な山容をしており、三角形でよく目立ちます。 藺牟田池のシンボル的な山と言えるでしょう。

特徴的な丸い形と、近隣に米丸や住吉池といった火口湖(マール)が存在することから、 私はずっと藺牟田池は火口湖、もしくはカルデラ湖かと思っていたのですが、 そのあたりは、特にわかっていないようです。
藺牟田火山の活動で、東側に飯盛山が形成されて、中央の窪地に水がたまったことで、 藺牟田池が形成されたとのことです。が、藺牟田池の地形、火口なのか、 カルデラのような陥没地形なのか、それとも山体崩壊の堰止湖なのかは 判別していないのだそうです。

訪問記
訪問記1:2021/12/31
藺牟田池
藺牟田池に到着。
藺牟田池に通じる車道はすべて池の東側にあり、必ず東から池にアプローチすることになります。
藺牟田池
山に囲まれた藺牟田池。
藺牟田池
カモがたくさん泳いでいます。
これはヒドリガモの雄と雌ですかね。
藺牟田池
このように、なかなかの大群です。
藺牟田池
池の西側には湿原が広がっています。
これは、藺牟田池の泥炭形成植物群落として、国指定の天然記念物となっています。
藺牟田池
南西側の藺牟田池キャンプ場付近まで回ってきました。
こちらからだと、東端にある飯盛山が、よく目立ちます。
藺牟田池
こちらは西側。朝日をあびて輝く2つの山は 左が山王岳、右側が片城山です。
藺牟田池
飯盛山と藺牟田池。
藺牟田池
湿原の植物群落が朝日に照らされて、綺麗ですね、
藺牟田池
左に飯盛山、右に舟見岳を望む。
藺牟田池
見事な三角の山容を見せる飯盛山。
この池に住む夫婦の竜の、夫が池を出て行ってしまい、妻竜が毎晩無事を祈って備えた陰膳が 長い年月かけて積もったのが飯盛山である、との伝承があります。
藺牟田池
雲を映す藺牟田池。
藺牟田池
ふと山王岳を見ると、大きな岩が見えました。しめ縄も見えるので、古くから信仰を集めている岩のようです。
藺牟田池
泥炭植物群落を望む。
イネ科やカヤツリグサ科の植物が群生しているとのことです。
藺牟田池
池の水面に、ぽつぽつと植物群落が島を作っているのが見えます。
藺牟田池
陽が出たり隠れたり、目まぐるしく景色が変わります。
藺牟田池
東側の入り口に戻ってきたら、ハクチョウがいました。
藺牟田池
他のカモ達と比較しても、かなり大きいですね。
藺牟田池
藺牟田池を振り返って。
地図とデータ
項目名
所在地 鹿児島県薩摩川内市
湖の成因 (火山成因)
周囲総長 約3.3[km]
面積 約0.63[km^2]
最大水深 約3.5[m]
貯水量 約0.0005[km^3]
標高 約295[m]
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