千沼ヶ原(せんしょうがはら)。秋田県と岩手県の境界付近、
標高1,330~1,370m付近に広がる、2段階の高層湿原です。
その名の通り多数の池塘が点在する高層湿原で、湿原のかなたには岩手山を望むことができます。
乳頭山(烏帽子岳)の東約2kmのところに位置しており、岩手県側からの
登山ルートで千沼ヶ原にアクセスできます。
秋田県側からも、少し遠回りにはなりますがアクセスできます。
その大きな規模と、環境の原始性が、尾瀬ヶ原にも匹敵すると言われているそうです。
尾瀬ヶ原はあまりにも広大なので、面積的には比べるべくもないですが、
千沼ヶ原には千沼ヶ原なりの良さがあります。
尾瀬ヶ原とは違って、湿原の中に絶妙な行程さがあるのが、この千沼ヶ原の風景を
特徴づけていると思います。
前述の通り、千沼ヶ原は2段階の階層に分かれています。
西側にある標高1,360~1,370m付近の湿原(以下、上の湿原)と、
東側の標高1,330m付近の湿原(以下、下の湿原)2つがあり、
両者は400mほど離れており、登山道で繋がっています。
上の湿原は、階段状の湿原の複数の池塘が存在し、上から見ると多くの池塘が見えるのですが、
下から見ると、棚田を下から見るような格好になるので、池塘が全く見えないという
面白い景観が見られます。
下の湿原は、上の湿原に比べると池塘の大きさが大きく、登山道沿いに非常に大きな
池塘が見られるのが特徴です。
上下どちらの湿原からも岩手山を望むことができる、心を打つ美しい湿原です。
訪問記1:2023/09/23
秋田駒ヶ岳8合目から笹森山、湯森山、熊見平を経て、笊森山にやってきました。
開放的な笊森山の頂上、奥には岩手山が見えています。
笊森山1,541m。右下の三角点は三等三角点「笊森」。
笊森山から西を見れば、どど~んと烏帽子岳(乳頭山)。
ここから見ると、烏帽子岳(乳頭山)(1,478m)は今いる笊森山(1,541m)よりも標高が低いことを実感できます。
良い感じの池塘も見えてますね。
あれは千沼ヶ原ではない別の湿原です。
そして北を見れば、どどど~んと岩手山。その手前には
湿原が見えます。あれが千沼ヶ原です。
秋田駒ヶ岳8合目からここまで歩いてきて、千沼ヶ原の姿をついに捉えました。
いま見えているのは下の湿原であり、上の湿原はまだ見えていません。
上の湿原にズームイン。
千沼ヶ原の名の通り、湿原には多くの池塘が見られます。
湿原へのアプローチ、下からだと湿原が突然現れて感動的ですが、上からだと目標の湿原がずっと見えるので、これもこれでいいですね。
左が上の湿原、右奥が下の湿原です。もちろん両方行きます。
中央やや右奥に、頭を少し出す岩手山。ここからも岩手山見えるのですね。
左奥には三ッ石山も見えています。
池塘の中にはミツガシワがいっぱい。
この時は9月後半でしたので、もう花は殆ど無いですが、
花の時期に来たら、またそれも見事でしょう。
振り返った時の眺め。
これ、面白いのですが、下から見ると全く池塘が見えません。棚田のようになっているので、下から見ると水面が隠れるわけです。
そして、下の湿原にやってきました。
こちらからも岩手山がよく見えます。
これ以上進むと岩手県側の葛根田渓谷にある、平ケ倉登山口に向けての下山路に入ってしまうので、ここで引き返すことにします。
上の湿原と下の湿原の間にあるこの木道、表面が苔と木の腐食でヌルヌルになっており、足を置いただけでほぼ滑ります。
特に上から下に向かうときは極めて要注意。
上の湿原に戻ってきました。
左奥にさきほど通った笊森山。
では、千沼ヶ原を後にして、烏帽子岳(乳頭山)に向かいましょう。
| 項目名 |
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| 所在地 |
岩手県岩手郡雫石町 |
| 湖の成因 |
湿原池塘 |
| 周囲総長 |
- |
| 面積 |
- |
| 最大水深 |
- |
| 貯水量 |
- |
| 標高 |
約1330[m] |
| 河川 |
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