北海道の北西の海に浮かぶ島、利尻島。
島の中央に位置する利尻山が圧倒的な存在感を放っており、島そのものが山といっても
過言ではない、見事な火山島です。
そんな利尻島の南部に位置する沼、オタトマリ沼。
沼越しに利尻山を望む風景は、観光名所としてもよく知られています。
丸い形の沼ですが、これはかつてこの地で火山活動による水蒸気爆発が生じ、その跡に水がたまったためです。
このような火口跡はマールと呼ばれており、オタドマリ沼はマールに形成された湖沼です。
オタトマリとは、アイヌ語で「砂のある入り江」を意味しており、「オタドマリ沼」と濁音で
表記する場合もあります。たとえば、国土地理院の地理院地図では「オタドマリ沼」の表記になっています。
ここでは、現地の案内板や自治体の案内サイトの表記にしたがい「オタトマリ沼」と記載しますが、どちらも意味するところは同じかと思います。
オタトマリ沼周辺は湿原となっており、沼浦湿原と呼ばれています。オタトマリ沼自体がこの沼浦湿原を構成する一部となっています。
北西側には三日月沼がありますが、三日月沼に至る道は無いようでした。
また、このオタトマリ沼のすぐ南西には、南浜湿原という別の湿原があります。南浜湿原はオタトマリ沼と同様にマールであり、
湿原の中にはメヌウショロ沼という沼があります。
前日、利尻山に登頂した私は、翌日このオタトマリ沼にやってきました。
願わくば、前日に登った利尻山を望み、前日の成果を堪能したいところではありましたが、残念ながら利尻の頂は深い雲に覆われて、うかがい知ることができませんでした。
訪問記1:2024/08/17
オタトマリ沼入り口にて。観光地らしく、よく整備されています。
オタトマリ沼のほとり。沼越しに利尻山が見える・・・はずなのですが、利尻山は厚い雲の中。
背後に見えているのは利尻山の手前の山ですが、これだけでも風景としては十分に美しいですね。
この背後に、さらに鋭く屹立した火山が控えているのです。
利尻山の周辺には「ポン山」と呼ばれる小さい山があちこちにあります。「鬼脇ポン山」「仙法師ポン山」など地名を付けて呼ばれており
一番大きい鴛泊のポン山は、そのまま「ポン山」と呼ばれます。
ポンとはアイヌ語で「小さい」ということ。利尻山に比べれば、そりゃどうしても小さい山になってしまいますね。
この奥に見えているのが鬼脇ポン山だと思います。
そしてこちらが、オタトマリポン山とメヌウショロポン山かな。
| 項目名 |
|
| 所在地 |
北海道利尻郡利尻富士町 |
| 湖の成因 |
火口湖(マール) |
| 周囲総長 |
約1.1[km] |
| 面積 |
- |
| 最大水深 |
約3.5[m] |
| 貯水量 |
- |
| 標高 |
約2[m] |
| 河川 |
- |