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多鯰ヶ池

TANEGAIKE POND

鳥取砂丘と日本海を背後に望む、美しい風景の池

Lake Travelogue : #419
Update : 2020/12/13
多鯰ヶ池
概要
鳥取県の観光名所といえば、鳥取砂丘が有名ですが、その鳥取砂丘の南側すぐ隣に 多鯰ヶ池(たねがいけ)という池があります。
メジャーな観光地のすぐそばにあるためか、この多鯰ヶ池はあまり目立たない存在になってると思います。 ですが、複雑な湖岸線の箇所と、直線的な湖岸線の箇所をあわせもち、砂丘と日本海を望むこの池の風景は 他では見られないような貴重な風景だと思います。

「多鯰ヶ池」という名前の由来は、この池に伝わる「お種伝説」によるという説もあれば、 鯰(ナマズ)が多いから、という説もあるようです。 (種ヶ池→多鯰ヶ池 に移り変わったのかも?)
砂丘側の池の入り口には、お種伝説とゆかりのある多鯰ヶ池弁天宮(お種弁天) が鎮座しています。 この弁天宮は、神奈川県江の島の江島神社から分霊されたものだそうです。はるばる相模の国から この因幡の国まで分霊されたというのは、ちょっと意外な気もしますが、なんらかのゆかりがあったのでしょうか。

多鯰ヶ池は、東岸と南岸が入り組んだ複雑な湖岸線なのに対し、北西側(砂丘側)は直線的な地形になっています。 そのため、見る方向で大きく印象が変わって見える池です。
北西側、鳥取砂丘と多鯰ヶ池のあいだを鳥取県道265線が直線的に貫いているので、北西岸の直線は一見人工的な直線にも見えますが おそらく天然の地形だと思います。
池の中には小島、磯御前島、沖御前島という3つの島があります。 かつては、現在お種弁天がある半島も多鯰ヶ池にうかぶ島であり、大島と呼ばれていたそうです。
磯御前島と沖御前島は池の水位によっては水没してしまうような小さな島ですが 小島はそれら2島と比べると非常に大きく、池に大木が生えていて、多鯰ヶ池の風景の良いアクセントになっています。 前述のお種伝説では、お種さんが島に渡って柿を調達していたそうで、小島にもお種社が存在します。 とはいえ、小島には柿の木はなさそうに見えるので、その柿を調達した島というのは、大島のほうなのかもしれません。


訪問記
訪問記1:2020/11/23
多鯰ヶ池
国土地理院の航空写真で見る、鳥取砂丘と多鯰ヶ池。
砂丘の傍にあり、海跡湖のようにも見える多鯰ヶ池ですが、現在は 大山の噴火による噴出物で形成された堰止湖という説が有力とのことです。
(「国土地理院 地理院地図 写真」より 一部文字と線を記入 https://maps.gsi.go.jp
多鯰ヶ池
多鯰ヶ池にズームイン。
東と南は複雑な湖岸線ですが、北西は直線的です。
そのため、見る方向によって非常に印象が変わります。 (「国土地理院 地理院地図 写真」より https://maps.gsi.go.jp
多鯰ヶ池
注記を追記してみました。
池に浮かぶ小島、磯御前島、沖御前島の3つの島の位置関係がわかります。 かつては、お種弁天のある半島も大島という島でした。
この国土地理院の航空写真では磯御前島と沖御前島を認識できますが 他の地図サービスの航空写真を見ると、両島が水没していて、写真に映っていないものもありました。 (「国土地理院 地理院地図 写真」より 一部文字と線を記入 https://maps.gsi.go.jp
多鯰ヶ池
お種弁天側のほとりから望む多鯰ヶ池。 中央の小島が、風景にアクセントを加えています。
多鯰ヶ池
奥の方にみえた、なにやら石碑?のある島。
磯御前島です。
多鯰ヶ池
すこしお種弁天側に登ったところ。
この池は窪地になっていて、周囲との高低差がそれなりにあります。 お種弁天の標高はだいたい30mですが、水面の標高は16mです。
多鯰ヶ池
こんもりと盛り上がった小島。いいですね。
多鯰ヶ池
朝の風景。雲が赤く色づいていますが 太陽は出てきていません。
多鯰ヶ池
池面にたつ小波。
多鯰ヶ池
池の水は綺麗です。
砂丘のすぐそばにあるので、池のほとりも砂質の地面です。
多鯰ヶ池
小島にズームイン。
生えている木は松と柳でしょうか?もうすこしちゃんと写真を撮っておけばよかったですね。
見たところ、伝説にあった柿の木はなさそうなので、やはり伝説の島は小島ではなく大島のほうでしょうか。
多鯰ヶ池
東側から見るとまた印象が異なってきます。
それにしても小島の印象が強い。まるで帽子のようです。
多鯰ヶ池
私に専門知識がないので恐縮ですが、自然にこういう形になるのかな?と思うとちょっと疑問です。
多少、人の手が入っているかもしれません。
多鯰ヶ池
南側に回ってきました。
こちらからだと、多鯰ヶ池のむこうに鳥取砂丘と日本海を望むことができます。
多鯰ヶ池
多鯰ヶ池と鳥取砂丘と日本海。この池のもう一つの見どころです。
さきほどまでとは打って変わって、直線的な湖岸線が目を引きます。
多鯰ヶ池
池との高低差もかなり大きくなりました。現在地はおよそ67m。
すでに多鯰ヶ池の水面は50m下になっています。
多鯰ヶ池
さきほど見た磯御前島が見えました。
ここからも、石碑のようなものが見えます。石碑というよりは祠かもしれませんね。
多鯰ヶ池
池にうかぶ2つの島。
左が沖御前島で、右が磯御前島です。
多鯰ヶ池
池と砂丘をセットで眺められるこの場所も、鳥取砂丘の優れたビューポイントと言えると思います。
多鯰ヶ池
右奥には小島がありますが、ここからでは見えないですね。 お種弁天のある大島はすこし見えています。
多鯰ヶ池
日本海の風景が印象的です。
地図とデータ
項目名
所在地 鳥取県鳥取市
湖の成因 堰止湖
周囲総長 約3.4[km]
面積 約0.248[km^2]
最大水深 約15.1[m]
貯水量 -
標高 約16[m]
河川 -
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