北八ヶ岳の最南部に位置する双峰の山、天狗岳。
日本二百名山の一座に選ばれている、標高2646mの山です。
東天狗岳と西天狗岳という2つのピークが並んでおり、北側から見ると、綺麗な2つの山が並ぶ
特徴的な山になっています。
天狗岳の北側には、黒百合ヒュッテという山小屋がある黒百合平という場所があります。
その黒百合平と天狗岳の間に、天狗の奥庭と呼ばれるごつごつとした岩の多いなだらかな地形が広がり、
その天狗の奥庭の中にあるスリバチ状の地形のところにあるのが、その名もずばりのスリバチ池です。
スリバチ池は、水が溜まりやすい形状の地形にあるのですが、
水が常時供給されるような湧水、沢などはないように見えます。
そのためか、時期によってはスリバチ池は干上がってしまっている事もあるようです。
雨が降った後、雪解けの後など、供給される水が多いであろうタイミングを
狙って訪問するのがよさそうです。
訪問記1:2022/06/04
天狗岳の北側にある山小屋、黒百合ヒュッテに到着。
夏季に来るのは始めてです。
黒百合ヒュッテの背後には雪の残る丘。
この上に、私の目的地があります。
丘を登ると、眼下に黒百合ヒュッテが。
かなり登ってきました。
左側が東天狗岳、右側が西天狗岳、特徴的な天狗岳の山容が印象的。
東天狗岳、西天狗岳の双峰とスリバチ池の風景が素晴らしい。
左側の東天狗岳の山頂部に見える岩が、天狗岩と呼ばれる岩塔です。
この岩塔が、天狗岳の名前の由来と言われています。
スリバチ池の透き通った水が印象的です。
池の底の岩も見えています。
時期によっては、水がなくなってしまうこともあるそうです。
スリバチ池のほとりを望む。
池のまわりは岩場になっており、その周りを低木が取り囲んでいます。
水位は変動するようで、この岩場がもっと水に沈むこともるようですし
池が干上がってしまうこともあるようです。
その名の通り、周辺がすり鉢状の地形になっています。
沢などがあるわけではないように見えるけど、水の供給は基本雪解けと天水だけなのでしょうか。
見事に、いい感じに水がたまるような地形になっています。
ここで何気なく振り向くと、中央付近に湿原が見えました。
先ほどのスリバチ池の方角にありますが、どう見ても違う。明らかにスリバチ池ではありません。
スリバチ池、黒百合ヒュッテ、そして湿原の位置関係。
左上がスリバチ池、右上が黒百合ヒュッテ、そして手前に湿原があります。
左奥に蓼科山、手前に湿原とスリバチ池、そして黒百合ヒュッテ。北八ヶ岳の広大な風景。
項目名 |
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所在地 |
長野県茅野市 |
湖の成因 |
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周囲総長 |
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面積 |
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最大水深 |
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貯水量 |
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標高 |
約2415[m] |
河川 |
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