長瀞といえば、川下りの名所として有名な観光地です。
荒川の周囲に見事な岩場が展開しており、岩場の間を緩やかに流れる荒川の上を
船で下っていくのは、とても面白い観光スポットと言えると思います。
そんな、川下りで下る長瀞の岩場は、歩いて通ることもできます。
長瀞岩畳と呼ばれる、変成岩の岩帯が地表に露出している場所を、歩いて通ることができます。
荒川の美しい岸壁と流れを俯瞰できる岩畳の上は、歩いていても非常に楽しいところです。
さて、ここからが本題です。
そんな長瀞岩畳の上には、四十八沼と呼ばれる、小さな沼が点在しています。
かつて、岩畳の上を水が流れていた時に水が溜まって形成されたとのことで、
さながら岩礁海岸のタイドプールのような様相を呈しています。
岩畳の上の沼は、水深の浅いものがほとんどのようです。
となると、しばらく水が流れなければ沼は枯れてしまうと思うので、洪水等によって、定期的に岩畳の上を
水が流れている、ということなのでしょうか。
四十八沼を見ながら長瀞岩畳を歩くのは、なかなかおすすめです。
訪問記1:2021/11/28
長瀞岩畳の上。晩秋の時期で、まだ紅葉が残っています。
四十八沼の上を通る橋も整備されているので、この沼はもう定常的にここに存在するということでしょう。
緑色の藻の上に、小さな魚が群れを成して泳いでいるのが見えました。
こうした生き物を見れると嬉しいのですが、彼らの生活はこの沼の中で成り立っているのか、少し心配。
ポットホール、甌穴も見つけました。これも、過去ここに川が流れていた名残です。
ここの沼が一番大きいでしょうか。水辺には植物が多く繁茂しています。
項目名 |
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所在地 |
埼玉県秩父郡長瀞町 |
湖の成因 |
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周囲総長 |
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面積 |
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最大水深 |
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貯水量 |
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標高 |
約135[m] |
河川 |
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