伊豆諸島に属する島の1つ、神津島。
大島や八丈島といった島に比べればそこまで大きくはないですが、天上山という巨大な火山を有しており、
地下水や湧水が豊富に得られる、火山と水の島となっています。
そんな神津島の南端近くの海岸沿いにある池が、こちらの千両池。
海岸が非常に険しい岩場になっているため、池までの道は少々厳しく、遊歩道というよりは登山道と行った方が近いという雰囲気の道が、海岸まで続いています。
苦労して海岸まで降りると、まるで別世界のような静かな空間に水を湛える千両池が現れます。
ここまで下りる甲斐はまちがいなくある、素晴らしい風景が広がります。
海岸にあり、海ともつながっている千両池ですが、実はこの池は火口湖なのだそうです。
つまり、かつてここで火山の噴火があり、噴火火口が形成され、そこに水が溜まった、ということです。
神津島そのものが火山島であるとはいえ、千代池は、島の最高峰の天上山からはそれなりに離れた場所です。
これだけ離れた場所にも火口が形成されるということは、かつては、かなり活発に火山活動をしていたのかな、ということが伺えます。
「千両池」という池の名前は、お金が千両(つまり、たくさん)儲かるから、という事だそうです。
この千両池は海と繋がっており、夜のうちにシマアジ、ムロアジ(アカゼ)、タカベなどの魚が池に入ってきたそうです。
そこで、見張り番をたてておいて、夜に魚が池に入ったら、海から池に入る入り口を閉じてしまったのだそうです。
こうして行き場のなくなった魚をごっそり引き上げて、一夜にして一攫千金の漁獲をあげたとのこと。まさしく、一網打尽ですね。
こうして、お金を稼げるこの池は、「千両池」という名前がついたのだそうです。
前述のとおり、この池に下りる道は少々険しい道ですので、訪問は動きやすい服装で臨むのがよいでしょう。
険しい道とはいえ、道がないとまず近寄れない場所だと思います。ここに道を整備していただいた方には、大変感謝ですね。
訪問記1:2024/04/30
海岸の千両池に向けて下っていく道。
険しいですが、ここが千両池に到達する唯一の道です。
下りていく道の途中で、千両池を俯瞰できる場所があります。
背後の海に波が立っているのに対し、千両池の風景は静寂そのもの。
美しい青緑色を呈する千両池。吸い込まれそうな美しさです。
海岸付近まで降りてきて、岩場を通過。
矢印がペイントされているので、これに沿って慎重に進みます。
左側に池が見えていますが、これは千両池ではない別の池です。
海岸によくあるタイドプールかな?
ここ、まだ海とそこそこ高低差あるのですけど、悪天候時はここまで波が来るのでしょうか。
海のすぐそばで、まるで別世界のような静寂が広がる千両池。
かつては一攫千金を得たという池も、いまでは静かな風景が広がっています。
訪れるのが少々大変ではありますが、神津島に来たらぜひとも見てほしい、おすすめのスポットです。
| 項目名 |
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| 所在地 |
東京都神津島村 |
| 湖の成因 |
火口湖 |
| 周囲総長 |
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| 面積 |
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| 最大水深 |
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| 貯水量 |
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| 標高 |
約0[m] |
| 河川 |
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