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千両池

SENRYO POND

神津島南岸の岩礁にある、かつて千両儲かったと伝わる池

Lake Travelogue : #573
Update : 2025/04/05
千両池
5STAR-LAKE
概要
伊豆諸島に属する島の1つ、神津島。 大島や八丈島といった島に比べればそこまで大きくはないですが、天上山という巨大な火山を有しており、 地下水や湧水が豊富に得られる、火山と水の島となっています。

そんな神津島の南端近くの海岸沿いにある池が、こちらの千両池。 海岸が非常に険しい岩場になっているため、池までの道は少々厳しく、遊歩道というよりは登山道と行った方が近いという雰囲気の道が、海岸まで続いています。 苦労して海岸まで降りると、まるで別世界のような静かな空間に水を湛える千両池が現れます。 ここまで下りる甲斐はまちがいなくある、素晴らしい風景が広がります。

海岸にあり、海ともつながっている千両池ですが、実はこの池は火口湖なのだそうです。 つまり、かつてここで火山の噴火があり、噴火火口が形成され、そこに水が溜まった、ということです。 神津島そのものが火山島であるとはいえ、千代池は、島の最高峰の天上山からはそれなりに離れた場所です。 これだけ離れた場所にも火口が形成されるということは、かつては、かなり活発に火山活動をしていたのかな、ということが伺えます。

「千両池」という池の名前は、お金が千両(つまり、たくさん)儲かるから、という事だそうです。
この千両池は海と繋がっており、夜のうちにシマアジ、ムロアジ(アカゼ)、タカベなどの魚が池に入ってきたそうです。 そこで、見張り番をたてておいて、夜に魚が池に入ったら、海から池に入る入り口を閉じてしまったのだそうです。 こうして行き場のなくなった魚をごっそり引き上げて、一夜にして一攫千金の漁獲をあげたとのこと。まさしく、一網打尽ですね。
こうして、お金を稼げるこの池は、「千両池」という名前がついたのだそうです。

前述のとおり、この池に下りる道は少々険しい道ですので、訪問は動きやすい服装で臨むのがよいでしょう。 険しい道とはいえ、道がないとまず近寄れない場所だと思います。ここに道を整備していただいた方には、大変感謝ですね。

訪問記
訪問記1:2024/04/30
千両池
海岸の千両池に向けて下っていく道。
険しいですが、ここが千両池に到達する唯一の道です。
千両池
下りていく道の途中で、千両池を俯瞰できる場所があります。
背後の海に波が立っているのに対し、千両池の風景は静寂そのもの。
千両池
美しい青緑色を呈する千両池。吸い込まれそうな美しさです。
千両池
それでは、あの千両池に向けて下っていきましょう。
千両池
海岸付近まで降りてきて、岩場を通過。
矢印がペイントされているので、これに沿って慎重に進みます。
千両池
左側に池が見えていますが、これは千両池ではない別の池です。
海岸によくあるタイドプールかな?
ここ、まだ海とそこそこ高低差あるのですけど、悪天候時はここまで波が来るのでしょうか。
千両池
そして、ついに千両池の畔に到達しました。
千両池
海のすぐそばで、まるで別世界のような静寂が広がる千両池。
かつては一攫千金を得たという池も、いまでは静かな風景が広がっています。
千両池
帰り道、再び千両池を俯瞰。
千両池
訪れるのが少々大変ではありますが、神津島に来たらぜひとも見てほしい、おすすめのスポットです。
千両池
入り口まで戻ってきました。
地図とデータ
項目名
所在地 東京都神津島村
湖の成因 火口湖
周囲総長 -
面積 -
最大水深 -
貯水量 -
標高 約0[m]
河川 -
動画
写真アルバム