群馬県の前橋付近から、一度見たら忘れないような雄大な姿を見せる巨大な火山、赤城山。
山頂にはカルデラが形成されており、そのカルデラに水が溜まったことで形成されたのが、赤城大沼です。
『大沼』と書いて、『おおぬま』とは読まずに『おの』と読みます。知らなければ絶対に読むことができない難読地名。難読湖沼選手権があったら五本の指に入ることは間違いないと勝手に思っています。そんなものがあるかどうかの議論は、ここでは棚に上げておくとして。
ここまで目立つ火山であり、その山頂に神秘的な沼があれば、古くから人々の信仰を集めるのが世の常。この赤城大沼の東岸には赤城神社があります。
そして、南東には
覚満淵、さらにその南には
小沼(この)という沼があります。まさにこの付近は沼の宝庫。
赤城山は複数のピークを持っています。最高峰の黒檜山を始め、地蔵岳、長七郎山、薬師岳、鈴ヶ岳、駒ヶ岳といった山があり、大沼はこれらの山に囲まれています。黒檜山や地蔵岳に登れば、登山道から大沼の素晴らしい姿を眺めることができます。
5月上~中旬の、まだ緑がまばらな時期には、アカヤシオというツツジの花が赤城山を彩ります。6月になり緑が増えてくると、今度はシロヤシオなど、その他のツツジの花が山を賑わせます。
雲の中、強風の赤城大沼。
橋を渡って赤城神社へ向かいます。
たまに、太陽が顔を出します。
このとき、赤城山頂付近だけに雲がかかっていて、麓の天気は晴れていました。
黒檜山への登山道。
登るにつれて、美しい霧氷が見られるようになります。
登山道の中腹から、大沼を展望できる場所があります。
良いタイミングで晴れたぜ!!
正面が地蔵岳、左奥が長七郎山。
左側の黒檜山斜面の森の霧氷が美しい。。
鳥居峠にて、覚満淵と大沼。
ここはお気に入りの場所なのですが、ちょうど風が抜ける場所になっていて、あまりの強風に早々に退散です。