佐賀平野の西側に位置する杵島郡白石町。白石町の西端には杵島山がそびえており、ここが佐賀平野の西端のような格好になっています。
そんな杵島山の東側の麓に位置するのが、縫ノ池です。
杵島山の湧水に由来する湧水池であり、池のほとりには厳島神社が鎮座しています。池と神社の木々が作る風景が非常に美しいところです。
湧水は金妙水と呼ばれて古来から親しまれていたそうで、古くから人との関りがあり、信仰を集めていたことがわかります。
縫ノ池のある杵島山東麓の一帯は、九州北部地区で有数の湧水群が存在しています。ここ縫ノ池もそのなかの1つであり、
約800年の歴史があるとも言われており、厳島神社は平清盛と関係があるとも言われているそうです。
厳島神社の建立は平重盛によるものとされているそうで、そうすると少なくとも1100年代の建立ということになりますね。
ですが、そんな縫ノ池の湧水は、1950年代の佐賀平野の地盤沈下の影響を大きく受けることになります。
1950年代、高度成長期に佐賀平野の地下水が過剰にくみ上げられたために、佐賀平野一帯は大規模な地盤沈下に見舞われ
縫ノ池も1958年ごろに涸れてしまったそうです。
それから約40年以上ものあいだ、ここ縫ノ池は涸れたままでした。ところが、2001年ごろ、周辺地区の飲料水が
地下水利用から、表流水利用に転換されます。
すると、地下水の量が増えたために、縫ノ池の湧水が復活し、池がよみがえったのだそうです。
今日、水面に厳島神社の木々を映す美しい姿を見せる縫ノ池。
人とともにあり、時には人の営みで姿を消してしまい、そしてまたよみがえった、数奇な運命の池です。
訪問記1:2025/01/02~2025/01/03
夕方の縫ノ池にやってきました。
正面の神社が厳島神社。平重盛により建立されたと伝わる神社です。
池の東側から見ると、良い感じに池に神社の木々が映ります。
背の高い木はメタセコイアで、こんもりとした丸いシルエットの木が御神木のクスノキです。
池に映る神社と木々が、この縫ノ池の美しい景観を作り出しています。
厳島神社には金妙水という湧水があり、汲むことができます。
写真を撮っている間にも何名かの方が湧水を汲みに来られていました。
メタセコイアは背丈が高いので、水面に映る木までフレームに収めようとすると、一苦労です。
池から霧が立ち上っています。
湧水の水温が安定していて、冬の朝の外気よりも暖かくなっているため
温度差で霧が発生するのですね。
これを見るためにここまでやってきました。
噂に聞く縫ノ池の夜明けは、とても素晴らしいものでした。
どちらが水面なのかわからなくなりそう。
こちらが水面ですね。
太陽が完全に登りました。
新しい朝が始まるのです。
| 項目名 |
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| 所在地 |
佐賀県杵島郡白石町 |
| 湖の成因 |
湧水池 |
| 周囲総長 |
- |
| 面積 |
- |
| 最大水深 |
- |
| 貯水量 |
- |
| 標高 |
約3[m] |
| 河川 |
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