讃岐平野にある、一目見たら忘れられない端正な山容の山、飯野山。
讃岐富士とも称されるその山容は、讃岐平野のシンボルの1つと言えると思います。
讃岐平野には溜め池が多く、池の畔から飯野山を望むことができる溜め池も多く存在します。
そのような溜め池の1つが、この丸亀市郡家町にある宮池です。
丸亀の宮池からは、4月中旬と8月下旬に、ちょうど飯野山の頂上から朝日が昇る
「ダイヤモンド讃岐富士」が見られる・・・とのことで、訪れたときは7月で、
該当時期ではなかったのですが、どんな場所かと気になって、見てみることにしました。
ところが・・・現地では気が付かなかったのですが、帰宅後に調べてみると
なんと「ダイヤモンド讃岐富士」が見られる丸亀の宮池は、この丸亀市郡家町の宮池ではなく
ここから1.5kmほど北にある、丸亀市土器町の宮池だったことがわかりました。
どうりで、飯野山の方向にマンションが見えるなど、ちょっと様子がおかしいなとは思ったのですが・・・
実は、さらにこの丸亀市郡家町の宮池から1.5km南西の善通寺市木徳町にも「宮池」があります。
もはや宮池のバーゲンセール?
いずれの宮池も近隣にお宮(神社)があることが名前の由来かと思いますが、
至近距離に複数の全く同じ名称の溜め池がある、これも溜め池密集地帯の讃岐平野ならではのことかもしれません。
訪問記1:2021/07/11
飯野山西側にある3つの「宮池」の位置関係。
「ダイヤモンド讃岐富士」が見られるのは土器町の宮池であり、本項で紹介する
郡家町の宮池ではありません。
(「国土地理院 地理院地図」より 一部文字と線を記入
https://maps.gsi.go.jp)
丸亀市郡家町の宮池。
池が緑色に見えるほどに菱が繁茂しており、その向こうには端正な飯野山が見えます。
アオサギの飛翔。
かなり奥の方まで菱が繁茂しているのが見えます。
ダイヤモンド讃岐富士が見られるという割には
なんだか、讃岐富士側に建物が多いな・・・と、思ってはいましたが
左にあるマンションが飯野山にかぶってしまっています。
ダイヤモンド讃岐富士の写真にはこんなマンションは無かった気がするので、
うまくマンションが隠れるような場所を見つけて撮るのか?
などと、この時は思っていました。
ダイヤモンド讃岐富士の撮影地点である宮池が、ここ郡家町の宮池ではなく
土器町の宮池だと知ったのは、帰宅後でした・・・
右手に皇子神社の森が見えます。
この郡家町の宮池は、皇子神社が由来していると思われます。
池の畔の看板には、この付近は皇子神社の領地であり、
1660年に、領地内にこの宮池を築造したと架かれていました。
目的地は、きちんと事前に調べましょうということですね。
項目名 |
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所在地 |
香川県丸亀市 |
湖の成因 |
農業用溜め池 |
周囲総長 |
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面積 |
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最大水深 |
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貯水量 |
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標高 |
約22[m] |
河川 |
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