高知県最高峰の山、三嶺(みうね)。
徳島県の最高峰である剣山から近いところにあり、天気が良ければお互いの山頂から、もう1方の山頂を遠望することができます。
そんな三嶺の頂上部に、池があります。
水気などほとんどないような乾いた標高1,900m近いの四国山地の頂上部に、これほどの池が形成されるということに驚きます。
その理由は、豊富な降雪と、すりばち状の地形にあるのだと思います。
どうしてこの山頂部にすりばち状の地形が形成されたのかは謎ですが、こうして豊富な雪によって水が供給され、深いすりばち状の地形によってそれが維持されるのだと思います。
三嶺への道のりは、徳島県側の祖谷川沿いの名頃集落もしくは菅生集落から登っていく道と、高知県側の光石から登っていく道、そして稜線の縦走路に分かれます。
私が登ったのは最短ルートである徳島県側・祖谷川沿いの名頃からです。このルートだと、頂上部に着く直前で森を抜けだし、空の下に出ることになります。
そして、短い急な坂を登り切った瞬間、そこが三嶺の池の目の前です。
池の水位が増加したときにそこから水が抜けるであろう流出口。そこがまさに名頃ルートが頂上に至る地点でもあるのです。
三嶺の池のベストなポジションは、池から少し三嶺の頂上に向かって登ったところだと思います。
天気がいいときにここで振り返ると、背後に三嶺の池と、その向こうに剣山、次郎笈と続いていく山並みを見ることができます。
この風景を見るために、三嶺に登る価値があると思います。
名頃ルートを登っていくと、頂上の直前で森を抜けだし、青空が広がります。
頂上部との間は岩に隔てられていますが、少し進むと登れる場所があります。
ここしかないという感じの場所を登っていくと、頂上部に出ることができます。
登り切ったこの看板のすぐ裏に
どどど~んと池が現れます。これが三嶺の池です。
笹の繁茂する頂上部に突如として現れる三嶺の池。
この奇跡的な立地に、目を奪われます。
池の水、とてもきれいですね。
おそらく雪解け水が供給されているのでしょう。奥の方には雪が残っていました。
こちらが三嶺頂上方面ですが、池の畔からは三嶺の頂上は見えません(一部、両方を同時に見れる場所があります。後述)。逆に頂上からも池は見えないです。
目の前の丘を登ると、三嶺頂上が見えてきます。この丘の途中で振り返るのがおすすめ。
丘の途中で振り返ると、どうでしょう。
その時に得られるのが、この眺めです。
三嶺の池と三嶺小屋。そしてその奥には祖谷川の谷と、剣山、次郎笈の眺め。
これを見るために三嶺に登る価値が、十分にあると思います。
三嶺から次郎笈を経て剣山に続いていく縦走路。この道も歩いてみたいですね。
三嶺の頂上までやってくると、ご覧の通り三嶺の池は見えなくなります。
池の隣にある三嶺小屋はぎりぎり見えるんですけどね。絶妙な位置です。
これは、三嶺の池のあるすりばち状地形が深いことにも起因すると思います。
大盛況の三嶺頂上。
標高1893.6m。ここが高知県の最高峰です。
5月でも残雪のある三嶺の池のほとり。
縁が一番低くなっている場所が、そのまま名頃ルートへの降り口になっています。
どうしてここにすりばち状の地形ができたのか。興味深いところです。
ぎりぎり三嶺の池と三嶺頂上が同時に見える場所を見つけました。
池の北東側の斜面からなら、双方が見えると思います。
祖谷川の谷がとても印象的。深い谷のイメージですが
こうしてマクロで見ると。V字の角度がそろっていて美しいですね。
では、三嶺の池を後にして、登ってきた名頃ルートで下山します。
| 項目名 |
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| 所在地 |
徳島県三好市 |
| 湖の成因 |
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| 周囲総長 |
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| 面積 |
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| 最大水深 |
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| 貯水量 |
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| 標高 |
約1844[m] |
| 河川 |
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