青森県の中央部に位置する名峰、八甲田山。
八甲田山は、その中央を貫く国道103号線を境にして、北八甲田・南八甲田に分けられます。
うち、より多くの登山者が昇るのが、最高峰・大岳のある北八甲田であり、
北八甲田にある最も広大な湿原が、大岳の西部に広がる毛無岱(けなしたい)です。
毛無岱は、上下2段に分かれており、登山口である酸ヶ湯温泉から近い
標高1,000m~1,070mの湿原を下毛無岱、大岳に近い標高1,120~1,200mの湿原を上毛無岱と呼んでいます。
下毛無岱と上毛無岱の間は、高低差50m程度の崖になっており、崖を登っていく階段が整備されています。
この階段から見る下毛無岱が、これまた絶景なのです。
さて、ここまで毛無岱の話をしたところで、丸沼です。
毛無岱は広大な湿原であり、その中にはいくつかの池塘が点在しています。
その中でも最大級の大きさを誇る池塘が、上毛無岱にある丸沼です。
丸沼は登山道沿いにあり、非常に目立つうえに、すぐそばには休憩用のベンチも用意されているので
登山者の姿が絶えない、人気のスポットでもあります。
丸沼は、なみなみと水を湛えており、背後には櫛ヶ峰や横岳といった南八甲田の山々が聳える山並みを望むことができます。
毛無岱のビュースポットとして。この丸沼の風景は非常におすすめできるものだと思います。
訪問記1:2021/10/8
北八甲田の山々と沼の位置関係。
大岳の西側に広がる毛無岱の中に、丸沼はあります。
(「国土地理院 地理院地図」より 一部文字と線を記入
https://maps.gsi.go.jp)
下毛無岱と上毛無岱の間にある階段から、下毛無岱を俯瞰。
この見事な景色が、毛無岱のハイライト。左奥には岩木山も見えます。
上毛無岱から見る、八甲田最高峰の大岳(右)。
左の山は井戸岳です。
そしてこちらが上毛無岱の丸沼。
上下の毛無岱でも最大級の大きさの池塘です。
奥に見える山並は南八甲田。
とりわけ高い山は、櫛ヶ峰でしょうか。
静かに水を湛える丸沼は、何とも言えぬ美しさがあります。
その後、赤倉岳の稜線に登り、そこから毛無岱を俯瞰。丸沼も見えています。
丸沼にズームイン。直ぐそばにあるベンチに人が集まっている様子も見えます。
八甲田大岳直下からの眺め。ここからも上毛無岱と丸沼がよく見えます。
項目名 |
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所在地 |
青森県青森市 |
湖の成因 |
湿原池 |
周囲総長 |
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面積 |
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最大水深 |
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貯水量 |
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標高 |
約1160[m] |
河川 |
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