神奈川県南西部の大磯丘陵の中に位置する中井町。
もともとは中村と井ノ口村という2つの村があり、それらが合併したことで「中井」という名前になりました。
井ノ口村は、村内を流れる葛川の源流部の湧水を「井源」と呼んだことに由来するそうです。
厳島湿生公園は、そんな葛川源流部の湧水に整備された公園であり、中央部には湧水によって形成された池が広がっています。
湿生公園の周りは東西北の3方が丘陵になっていて、池が形成されるにはぴったりのすり鉢状の地形になっています。
そして、池の南側から流れ出た水が、池のすぐ東を流れている葛川に合流しています。
このような地形であるため、周囲の高台から湿生公園の池を見渡すことができます。
この池の眺めは大変に素晴らしく、中央に厳島神社のある島がこんもりと木々を茂らせ、
それを池が囲み、さらにその周囲に給料が広がるという箱庭のような風景が広がります。
比較的都心に近い中井町に、これだけ素晴らしい池があるのは、とても魅力的です。
恥ずかしながらこの池のことをつい最近まで知らなかったのですが、ここは良いです。私のお気に入りスポットに登録されました。
訪問記1:2020/05/30
東側の入り口から見る厳島湿生公園の全景。
中央の厳島神社がとても印象的です。
厳島神社にズームアップ。
こんもりとした木々に覆われています。
池の周囲には木道が敷設されており、水際を歩くことができます。
では、一周してみましょう。
湧き出したばかりの湧水を集めているので、水も澄んでいます。
その上に敷設された木道を歩けるのは素晴らしいですね。
池の縁は芝生で覆われています。
これは整備された公園ゆえの風景でしょうか。
足元の木道の下から突然青い鳥が飛び出してびっくりしました。
向こう側の木にとまりましたが、よく見るとカワセミですね。
西側の入り口にやってきました。
西側は東側よりも高くなっていて、急な階段の参道が厳島神社まで続いています。
普通神社の参道というと、入り口から本殿方向を見上げる印象ですが、ここは
入り口から本殿が下方向に見えることになり、なかなか印象深いです。
西側の入り口から見る厳島湿生公園。
こちらからの眺めも素晴らしいです。
鳥居の向きからして、こちら側が表参道ということでしょう。
厳島神社の木々は何種類かの木がありますね。
なかなか変化に富んでいます。
池には多くの小魚が見られます。上からではよくわからないですが、メダカでしょうか?
項目名 |
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所在地 |
神奈川県足柄上郡中井町 |
湖の成因 |
湧水池 |
周囲総長 |
- |
面積 |
- |
最大水深 |
- |
貯水量 |
- |
標高 |
約65[m] |
河川 |
葛川(流出) |