福島県南部の、栃木県境に近いところを流れる荒海川。
その荒海川は、山王峠から流れてくる山王側と合流すると阿賀川と名前が変わり、そして
南会津町、下郷町、会津美里町、会津若松市と、会津地方を流れ下っていき、
福島県から新潟県に入ると、阿賀野川に名前が変わります。
そんな阿賀野川は、越後平野に流れ下り、日本海に注ぎます。
阿賀野川がまさに日本海に注ぐ河口の部分、河口の右岸の部分にあるのが松浜ひょうたん池です。
この池は、松浜の池とも呼ばれています。ひょうたん池の名がついているのは、池の形がひょうたん型だから
ということかと思われますが、現在の池を航空写真で見てみても、あまりひょうたん型には見えないですね。
松浜ひょうたん池は、もともと阿賀野川の河口であり、波の作用や風の作用で堆積した砂によって
川から切り離されて池になったものです。
昭和の初期に形成された池ですが、池にある案内看板によると、昭和22年(1947年)には一時期消滅していたそうです。
その後、ふたたび池が形成され、1970年代には現在のような形になりました。
以外にも、これほど海岸に近い平野部の池であるにも関わらず、湧水があるようで
市街地の直ぐそばであるにもかかわらず、防潮堤の外にある池であるために生活排水が入り込まないので
貴重な動植物が生息している池になっているとのことです。
訪問記1:2022/04/08
松浜ひょうたん池の入り口にて。
奥に水平な堤が見えますが、ここが防潮堤です。
この奥に松浜ひょうたん池があります。
松浜ひょうたん池。対岸に見える砂丘の奥には日本海が広がっています。
防潮堤の左側(内側)が住宅地、右側(外側)にひょうたん池があります。
突然、西側(阿賀野川側)からコブハクチョウが飛んできました。
コブハクチョウの飛翔。偶然いい感じで撮ることができました。
ひょうたん池に着水。
大きな音を立てながらブレーキをかけて着水しています。
もう4月なのでハクチョウは日本での越冬を終えて北に渡っているイメージですが、
意外と日本に定着している個体もいるそうです。
この魚の大群、河口で大群というとよくボラの大群が話題になりますが、
この魚もボラなのでしょうか?
手前側にはヨシやヒメガマなどの植物が繁茂しています。
こうやって見ると、住宅地のすぐそばにある池ということを忘れてしまいそうです。
海側の砂丘から松浜ひょうたん池を望む。
遠方には海岸の工場や、角田山が見えています。
日本海の海岸。
阿賀野川の対岸には新潟空港があります。
項目名 |
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所在地 |
新潟県新潟県北区 |
湖の成因 |
河口閉塞湖 |
周囲総長 |
- |
面積 |
- |
最大水深 |
- |
貯水量 |
- |
標高 |
約0[m] |
河川 |
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