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行水の池

GYOZUI POND

室戸岬東岸の岩場にある伝説の池

Lake Travelogue : #541
Update : 2023/01/05
行水の池
概要
高知県東部、太平洋にするどく突き出た室戸岬。 日本の岬のなかでも、非常に有名な岬かと思います。その室戸岬の東側の海岸は 岩が多く、いくつかのタイドプールが見られます。
そんなタイドプールの中に、「行水の池」という名前の付けられた池があります。 名前の由来は、弘法大師・空海に由来します。 弘法大師が悟りを開いた場所としても室戸岬は有名ですが、室戸岬東岸に 御厨人窟(みくろど)という、弘法大師が悟りを開いたといわれる洞窟があります。 行水の池は、その洞窟の出口付近の海岸にあり、 ここで弘法大師が行水したという伝説に由来します。 池の背後の岩が滑らかになっている箇所があり、この岩は弘法大師が行水したときに背中をこすったので 滑らかになった、という伝説です。

この不思議な形状の岩は、海水による浸食でこのような形になったのだそうです。 いまは少し海と距離がある行水の池ですが、かつてはこのあたりがまさに海岸線だったということだそうです。

訪問記
訪問記1:2023/01/01
行水の池
室戸岬東岸。ごつごつとした岩場が広がっています。
道路の左側の崖に、弘法大師が悟りを開いたといわれる御厨人窟(みくろど)があります。
行水の池
海岸の岩場には遊歩道が整備されています。
行水の池
あちこちにタイドプールがあり、その中に魚やカニなども生息しているのが見えます。
海からは少々離れていて、潮の干満だけでは海水はここまで届かないと思うのですが、波が高いときに水が補給されるのかなと思います。
行水の池
タイドプールの中にみられる小魚。
行水の池
こちらのタイドプールが行水の池です。 奥のほうにある岩が滑らかにくぼんでいます。
行水の池
行水の池全景。右側奥の岩が、弘法大師が背中をこすったという伝説の 滑らかな岩です。
行水の池
かつては、ここが海岸で、波の作用でこのような岩が形成されたそうです。
行水の池
行水の池の中にも、生き物が見られます。
行水の池
大きなカニが数匹見られました。
行水の池
遊歩道が整備されているので、池の観察がしやすいです。
行水の池
こうしてみると、今は海からやや離れているのがわかるかと思います。
地図とデータ
項目名
所在地 高知県室戸市
湖の成因 タイドプール
周囲総長 -
面積 -
最大水深 -
貯水量 -
標高 約3[m]
河川 -
写真アルバム