海老ヶ池は、徳島県南部の海陽町の海岸線近くにある池です。
池ができた時期としては非常に新しく、1609年に発生した慶長の大地震で、海岸線が隆起したことで
海の入り江の一部が海から切り離され、できあがった海跡湖です。
池の水は、海の水と陸からの川の水が混じり合う汽水であり、そのため多種多様な魚が生息しているそうです。
水鳥の数も多く、池の周辺にはバードウォッチング用の小屋や観察台が整備されています。
この池の楽しみ方としてはもう1つ。池の周りを周回するのが面白いです。
もともとは複雑な入り江であったところなので、湖の湖岸線も非常に入り組んでおり、その湖岸をぐるりと一周する
道路が整備されています。
この道路を進むことで、海老ヶ池の風景が刻々と移り変わっていきます。湖岸線が複雑なので、この景色の移り変わりがなかなか面白いです。
「海老ヶ池」という名前の由来は不明です。海老ヶ池には大蛇伝説があり、海老ヶ池周辺には蛇王運動公園という公園が整備されており、
蛇王神社という神社もあります。
訪問記1:2023/01/01
空の雲が夕暮れに染まっており、その雲が池に映るのが美しいです。
周囲は森に囲まれていますが、その向こうはすぐ海になっています。
南西側には蛇王運動公園があり、公園が整備されています。
見る場所によって大きく風景が変わる、面白い池です。
項目名 |
|
所在地 |
徳島県海部郡海陽町 |
湖の成因 |
海跡湖 |
周囲総長 |
約4[km] |
面積 |
約0.18[km^2] |
最大水深 |
約5.5[m] |
貯水量 |
- |
標高 |
約6[m] |
河川 |
- |