七宗町から白川町にかけて、飛騨川沿いに広がる岩の多い峡谷、飛水峡。
七宗町の上麻生の東側には、川沿いに甌穴が多くみられる飛水峡甌穴群があります。
その甌穴群の付近の河岸に、岩に囲まれた大きな池があります。これが飛水峡の赤池です。
甌穴群の近くにある赤池ではありますが、非常に大きい池なので、さすがに甌穴というわけではないと思います。
もともと河原にあった岩が削られて、池ができるだけの窪地が出来た、ということでしょうか。
池の南側、赤池と飛騨川の間には小さな岩尾根があって、そこに赤池辨財天が祭られています。
このような立地に岩尾根ができるのも、不思議です。
赤池には北側の崖から水が細い滝のように流れ込んできているところがあり、この水の流れが
徐々に徐々に赤池を作ってきたということなのでしょうか。
周囲は飛水峡のごつごつとした岩に囲まれながらも、静かに水を湛える赤池。
観光地のなかにひっそりと佇む、ちょっと変わった池です。
訪問記1:2021/11/6
飛水峡の赤池の近く、高山本線沿いに駐車場があります。
国道41号線を川並の交差点で曲がって、上麻生橋を渡って右折。その後は
高山本線の線路に沿いながら、なんどか踏切を渡って、到着します。
駐車場の背後に階段があったので、登ってみます。
もしかしたら赤池が見えるかも。と思いましたが・・・
この奥には小さいお社がありましたが、赤池は見えませんでした。
登ったら、ちょうど高山本線の特急ひだ号が来ました。タイミングがいいのかわるいのか。
気を取り直して、赤池に正規ルートから入ります。
この扉を自分で開けて入ります。出入りの際は必ず戸締りしましょう。
赤池への階段はやや藪に覆われていますが、少し下ると赤池が見えてきます。
これが飛水峡の赤池。岩に囲まれた、ちょっと不思議な池です。
岩の表情が面白い池ですね。
奥に見えるのは飛騨川の対岸にある国道41号線の洞門です。
北側の岩場から滝のように水が流れています。
この水が、赤池の水源になっているのでしょうか。
しかし、この岩場の奥には道路と高山本線があったはずで、
水はどのように供給されているのか、木になります。
右側の岩尾根のおかげでここにこれだけの規模の池が出来たのだと思いますが、
なぜ右側に岩尾根が形成されたのか、興味深いです。
飛水峡自体が深い谷の中にあるので、晩秋の昼下がりは、すぐに日陰になってしまいます。
項目名 |
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所在地 |
岐阜県加茂郡七宗町 |
湖の成因 |
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周囲総長 |
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面積 |
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最大水深 |
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貯水量 |
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標高 |
約125[m] |
河川 |
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