一碧湖は、伊豆急行川奈駅の南、伊豆高原の中にある湖で、『伊豆の瞳』という別名を持っています。
伊豆高原周辺は火山活動が活発であった地域であり、一碧湖もその例に漏れず、火山活動によって形成された湖であると考えられています。
かつては噴火による土砂で形成された堰止湖と考えられていたようですが、近年は水蒸気爆発の火口跡という見解のほうが有力だそうです。
池の周辺には駐車場が整備されていますし、公共交通機関を使う場合も、伊東駅から、バスですぐそばまで向う事ができます。
一碧湖は桜や紅葉の名所としても知られており、湖岸には遊歩道が整備されていて歩きやすくなっています。
このようなアクセス性の良さから、観光地としての賑わいが見られます。
一碧湖は南東側と北西側で2つの池に分かれており、その2つの池の間をバスも通る市道が貫いています。
2つの池は、様相が大きく異なっています。南東側は抽水植物が多く見られる湿地帯であり、『沼池』と呼ばれます。
一方、北西側は大きな円形の湖となっていて『大池』と呼ばれており、こちらのほうが面積も大きいです。
大池は、このあたりの地名が吉田であるために『吉田の大池』と呼ばれていたようです。
湖岸にはこの湖ゆかりの与謝野晶子・鉄幹夫妻の歌碑が建っており、そこにその事が記されています。
訪問記2:2022/11/27
一碧湖の大池と沼池の間を通る市道。
下っていったところに一碧湖があります。
一碧湖南東側の沼池。
抽水植物の繁茂する湿地が広がります。
ベンチが抽水植物の繁茂する池の向きに設置されています。
一見眺めが悪いのでは、とも見えますが、あえてこの配置なのかなと思いました。
遊歩道をぐるりと回って、沼池の入口に戻ってきました。
ちょうどいいタイミングで来ることができたかなと思います。
さて、こちらは北西側の大池です。
沼池とは大きく異なる雰囲気、大きな湖です。
水蒸気爆発によって形成された火口(マール)跡に水のたまった
火口湖といわれています。
訪問記1:2011/04/15
項目名 |
|
所在地 |
静岡県伊東市 |
湖の成因 |
マール(火口湖) |
周囲総長 |
約3.7[km] |
面積 |
約0.23[km^2] |
最大水深 |
約7[m] |
貯水量 |
- |
標高 |
約185[m] |
河川 |
- |