風連湖は、北海道の東部、根室市と別海町にまたがって存在する、広大な海跡湖です。
その水は海水と淡水が混じる汽水になっており、海を間近に感じられる湖でもあります。
風連湖という名前はとても風流ですが、これは北海道によくみられるアイヌ語由来の地名です。
風連湖に流れ込む風連川から湖の名前が付けられているのですが、風連川の由来は、アイヌ語の「フーレ・ペツ」より。
これは「赤い川」という意味になります。
そして、この風連湖の風景を特徴づけるのが、東側にある砂州「春国岱」です。
春国岱とは、アイヌ語で「シュンク・ニタイ」に漢字をあてたもの。シュンク・ニタイとは、アカエゾマツ林を指します。
その名の通り、風連湖と海を隔てる砂州の上に、アカエゾマツ林が形成されているのです。
砂州の上に松林が形成されているのは非常に珍しく、砂丘上のアカエゾマツ林は、日本でここだけなのだそうです。
春国岱へは遊歩道が設けられており、湖の上を渡って上陸することができます。
松の枯れ木が点在する中に美しい風連湖が水を湛える風景は非常に美しく、ここでしか出会えない感動があります。
訪問記1:2025/08/12
風連湖の畔にて。
春国岱の入り口に駐車場が整備されており、そこまで車で行くことができます。
春国岱へ向かう遊歩道の木道が補修中とのことで通れず。
ですが、海側の砂州を迂回していけばよいそうです。
風連湖を渡る木道橋。この橋を渡った先が、春国岱です。
春国岱へ続く木道。
この部分は、風連湖の水深が浅いために、このような架橋が可能になります。
風連湖の向こうに、いままさに沈もうとしている夕日を見ながら
この雰囲気が素晴らしいですね。
素晴らしいんですけど、あいにくこの時は蚊が大量発生していて、蚊に次々と攻撃されるのだけが悩みでした。
夏のこの時期は仕方ないのかもですけど。
何だか、巨大な鳥か、怪獣のような、面白い雲ですね。
春国岱に上陸すると、枯れ木と湿原が混在する風景が広がります。
春国岱の遊歩道は、キタキツネコースとアカエゾマツコースの2つに分岐します。
さすがにもう暗い時間なので、アカエゾマツ林の中までは入らないですが
ここでは野生動物を見ることができるチャンスもあるそうです。
林立する枯れ木が印象的。
おそらくこのあたりもエゾマツ林だった時期があるのでしょう。
ですが、風連湖の水位の増加などで、水没して枯れてしまったのだと思います。
湿原の向こう、雲の形が変わって、再び太陽が現れました。
夕日が間接照明となって、雲の形を綺麗に演出しています。
では、風連湖の木道橋を渡って、駐車場に戻りましょう。
| 項目名 |
|
| 所在地 |
北海道根室市、野付郡別海町 |
| 湖の成因 |
海跡湖 |
| 周囲総長 |
約96[km] |
| 面積 |
約59.01[km^2] |
| 最大水深 |
約11[m] |
| 貯水量 |
- |
| 標高 |
約0[m] |
| 河川 |
風連川(流出) |