熊本は阿蘇山に近く、阿蘇山がその巨大な山体で蓄えた水が
市街地に地下水として湧出してくるため、湧水の豊富な街として知られています。
そんな湧水の街、熊本の市街地中心部にあるのが、江津湖です。
江津湖それ自体は湧水池ではなく、慶長の時代(安土桃山時代末期~江戸時代初期)に
加藤清正が建設を指示した堤防「江津塘(えづども)」の作用で
加勢川の水がせき止められたことで形成された堰止湖(河川膨張湖)とのことです。
しかし、そんな江津湖にも湧水がいくつかあり、加勢川から流入してくる水も非常にきれいなので
江津湖の湖水は、都市中心部の湖沼とは思えぬ透明度で、非常に魅力的です。
江津湖は、その中央付近を国道57号熊本バイパスが通っており、北側を上江津湖、
南側を下江津湖と呼んでいます。上江津湖にはスイゼンジノリなどの貴重な植物が生息しており、
湖の小島にわたることができる橋などが整備されています。
訪問記1:2021/05/02
上江津湖の国指定天然記念物「スイゼンジノリ発生地」の特別保護区域。
ここにスイゼンジノリが生息しているとのことですが、
残念ながら、外から肉眼で見えるようなものではないとのことです。
橋を渡って中島に行ってみます。この日はなかなかの強風でした。
加勢川が膨張した湖であるため、上流から下流への流れがあります。
都市の真ん中に、このような綺麗な水の湖があるというのが、いいですね。
生き物を探していそうな人の姿も。
多くの人が湖に訪れています。
目の前に微動だにしないアオサギがいました。
なにか、獲物に目を付けたのでしょうか。
わずかに首を動かしましたが、これだけ近くに人がいても、置物みたいにほとんど動かず。
| 項目名 |
|
| 所在地 |
熊本県熊本市中央区、東区 |
| 湖の成因 |
河川膨張湖 |
| 周囲総長 |
約10[km](上江津湖約4.4[km]、下江津湖約5.6[km]) |
| 面積 |
約0.5[km^2](上江津湖約0.12[km^2]、下江津湖約0.35[km^2]) |
| 最大水深 |
約5[m] |
| 貯水量 |
- |
| 標高 |
約5[m] |
| 河川 |
加勢川(流入・流出)、健軍川(流入) |