鳥屋野潟(とやのがた)は、新潟市の市街地にある広大な湖です。
新潟市街地の中心にほど近いところに、これだけ大きな湖があるというのが印象的です。
沿岸には公園、競技場、科学館、図書館など、様々な施設が整備されています。
新潟市内には同様の潟湖がいくつもあり、大きさこそ東側にある福島潟に最大の座を譲りますが
新潟市内第2位の大きさを誇る潟湖です。
鳥屋野潟の水面の標高は、海抜にして約-2.5m。実は海よりも低い位置にある湖です。
これは、洪水発生時の洪水調整を目的として、人為的に調整されているそうです。
新潟平野は海抜0m以下の土地が多く、洪水が起きると水没してしまうため
それを調整する目的で、この鳥屋野潟に水が集まるようにしているのです。
通常、鳥屋野潟の水は、西側にある親松排水機場より、信濃川に放水されています。
この都市の中心部でいまだに大きな湖が残っているのはなかなか貴重ですが、その理由は
洪水時の洪水調整の役割が大きな要因なのかもしれません。
そんな役割を持っている鳥屋野潟ですが、平時は穏やかな雰囲気の湖です。
訪問記1:2022/04/08
鳥屋野潟南岸のスポーツ公園のレストハウス。
この中を通って湖岸に出ることができます。
公園に植えられている桜も咲き始めており、つぼみも含めて
ほんのりとピンク色になっています。
湖畔にある修景池。その向こうにデンカビッグスワンが見えます。
北岸から見る鳥屋野潟とデンカビッグスワン。桜の花とスイセンの花が
湖の風景を彩っています。
北岸の女池エリアの展望台から見る鳥屋野潟とデンカビッグスワン。
項目名 |
|
所在地 |
新潟県新潟市中央区 |
湖の成因 |
不明(海跡湖?) |
周囲総長 |
- |
面積 |
約1.58[km^2] |
最大水深 |
- |
貯水量 |
- |
標高 |
約-2.5[m] |
河川 |
鳥屋野潟放水路(流出) |