長野県北部から新潟県南部にかけて、印象的な山が並ぶ「北信五岳」のひとつ、黒姫山。
妙高山と飯縄山のあいだに挟まれてしまっていますが、とても雄大な形をした山です。この黒姫山単体で見ても、非常にスケールの大きい火山ですが、まわりに大きな火山がありすぎて、感覚が麻痺してしまいそう。
そんな黒姫山の火口原にある池が、この峰ノ大池です。すぐそばには
「七ツ池」という湿原池もあります。この黒姫山火口原は、池とその周囲の木々、山がつくる美しい景観が特徴です。
火口原の標高はおおよそ1800m以上。雲の上にある別天地と言って差し支えないでしょう。
火口原に到達するには、麓から山道を3~4時間程度歩く必要はありますが、その価値は十分にあると思います。
峰ノ大池。
背後に抱く山は、黒姫山の中央火口丘である御巣鷹山。
御巣鷹山(左側)と黒姫山の頂上(右側)に挟まれた場所にあります。
池のほとりにはワタスゲが見られ、のどかな雰囲気です。
いい。
前の池、すこし後方の森、そして遠方の稜線。3段構えになっているのが、美しさの要因でしょうか?
人は3段構えだと美しく感じるっていう話をどこかで聞いたような。
稜線がくぼんだ部分に進むと、そちらには七ツ池があります。